世界に誇るパズリングワールド!
私がニュージーランド1周した時に立ち寄った、非常に興味深いテーマパークをご紹介します。
パズリングワールドとは?
このパズリングワールド、正式にはスチュアート・ランズボロー・パズリングワールドと名付けられており、個性豊かなアトラクションです。 開園から30年が経ちますが、今でも全ての年代の人に受け入れられています。世界初(と言われています)の巨大迷路、映画「ロード・オブ・ザ・リング」でも使われた技術が用いられているイリュージョンルーム、3Dホログラム作品がコレクションされたホログラムホール、168人の有名人の顔があなたを見つめるフォローイング・フェイス・ホール、入った人が小人になったり大人になったりするエイムズ・イリュージョン・ルーム、平衡感覚を失ってしまいそうになるティルテッド・ハウスやカフェ、ギフトショップがあります。
ラーニングタワーとタンブリング・タワー
パズリングワールドへ到着するとすぐにちょっと変わった建物が目に入ります。それが絶好の写真スポットであるラーニング・タワーとタンブリング・タワーです。ラーニング・タワーは地面から引っこ抜かれ、53度の角度を1点で支えられています。あのイタリアにあるピサの斜塔でさえ6%の傾きなのです。
始まり
このパズリングワールドは1973年にスチュアートとジャン・ランズボローが「何か人々を楽しませるものをつくりたい」とまだ栄えていなかったワナカに土地を買ったのが始まりです。 その頃のワナカで有名なものといったらワナカ湖ぐらい。小さな農村で、主な観光客は夏休みや冬休みを利用した家族連れでした。 今では、スキー場、、パズリングワールドのようなテーマパーク、ブドウ園があるワナカはニュージーランドで急成長した街のひとつです。
巨大迷路完成
最初、彼らは小さな木造の迷路を作りました。数年後、入口付近に休憩できる場所を作り、そこにパズルを置きました。それが盛況だったため、お客さんはそこを離れたがらなかったぐらいです。その時、世界初のパズルセンターが生まれたのです。1983年にはパズルセンターとギフトショップを拡張し、迷路にも大きな橋を作り、世界初の3D巨大迷路が完成しました。2人は「The New Zealand Tourism Enterprise Awards」(ニュージーランド観光事業賞)を受賞しました。
時代を変える
巨大迷路の名前をそれまでの「The Maze」(迷路)から「The Greatest Maze on Earth」(地球で最も素晴らしい迷路)に変更しました。これは決して大げさな名前ではありません。このワナカにある巨大迷路は木材で作られ、スチュアートは巨大迷路に挑戦する人の心理を徹底的に分析した第一人者だったため、ドンドンと複雑化していきました。
やがて、スチュアートは日本で巨大迷路建設を始め、3年間をかけてそれぞれ1,500人が収容できる迷路を20個作り、このニュージーランド発信のコンセプトは10億円産業にまでなりました。しかしながら、多くの人が彼のアイデアを真似し、日本での巨大迷路は飽和状態。彼の役割は終わってしまい、夢を実現させるためにニュージーランドへ帰国しました。
奇抜なアイデア 彼はイリュージョンルームと呼ばれるホログラムの展覧会やティルテッドハウスを作り、その分野でも第一人者となりました。ここに全ての年齢、世界中の人々が楽しんでもらえる奇抜なテーマパークが誕生したのです。こんにち、ワナカに来る人は必ずと言っていいほど、パズリングワールドを訪れています。
200万人の入場者
パズリングワールドは巨大迷路と4つのイリュージョンルーム(ホログラムホール、フォローイング・フェイス・ホール、ティルテッド・ハウス)を持つ、名実共に有名なテーマパークとなりました。
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